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「四国の祭りの西条だんじり・東田太鼓台・高尾神社例大祭
丹原上町御輿樂車・伊曽乃神社春季例祭など」はここから ●
「四国の祭り、小松スケートボード大会など」はここから 9月7日に開催された第4回西条市民総合体育大会の卓球・柔道の様子です。
第4回西条市民総合体育大会は、市内各会場で、軟式野球、ソフトボール、バレーボール、サッカー、硬式卓球、ソフトテニス、テニス、バドミントン、剣道、柔道、弓道、少林寺拳法、水泳、空手道、クロッケー、バスケットボール、陸上、レクバレー、グラウンドゴルフ、レクレーションスポーツ・ミニバレーが行われました。
今回は時間がなくて、総合体育館と陸上競技場で行われた硬式卓球、剣道、柔道、弓道を撮りました。

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D300 + NIKON AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-F5.6G (IF)

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D80 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D80 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D80 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D80 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D80 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D300 + NIKON AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-F5.6G (IF)

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D80 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC

第4回西条市民総合体育大会 その2 卓球・柔道 西条市西ひうち 総合体育館 2008.09.07
NIKON D300 + NIKON AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-F5.6G (IF)
■私の撮影したイベント関係の写真は、右側のリンクの「イベント - 近隣の催し等」をクリックして順次ご覧ください。

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●豆知識●●柔道フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用させていただきました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%94%E9%81%93
柔道(じゅうどう)は、1882年(明治15)に嘉納治五郎が日本の講道館において創始した武道であり、格闘技、スポーツ、武術にも分類される。正式名称を日本伝講道館柔道という[1]。「精力善用」「自他共栄」を基本理念とし、「柔能く剛を制し、剛能く柔を断つ」を真髄とする。単なる勝利至上主義ではなく、精神鍛錬を目的としている。
広く各国で普及し、オリンピック種目にもなっている。国際競技団体は国際柔道連盟である。
柔道(じゅうどう)
発生国 日本
発生年 1882年
創始者 嘉納治五郎
源流 柔術
主要技術 投げ・絞め技
オリンピック競技 有り
公式HP 全日本柔道連盟
国際柔道連盟 (IJF)
歴史
柔術から柔道成立まで
古くは、12世紀以降の武家社会の中で武芸十八般と言われる武士の武術が成立し、その一つとして江戸時代柔術が発展した。幕末までに百を越える流派が生まれていたとされる。
明治維新以降柔術練習者が減少していた中、明治15年1882年に嘉納治五郎が、投技のほかに当身技、関節技、絞め技を中心とする天神真楊流柔術、当身技(中と書く)のほかに投げ技を中心とする起倒流柔術の技を基礎に、起倒流の稽古体験から「崩し」の原理をより深く研究して整理体系化し、修身法、練体法、勝負法としての修行面に加えて人間教育の手段であるとして柔道と名付け、東京下谷の永昌寺に講道館を創設した。 現在、講道館は文京区春日1丁目にあり、全日本柔道連盟もそのビルに入っている。
当初、講道館は新興柔術の少数派の一派であった。嘉納治五郎の「柔道家としての私の生涯」(1928年(昭和3年)『作興』に連載)によれば警視庁武術大会で楊心流戸塚派と試合し2〜3の引き分け以外勝ったことから講道館の実力が示されたという(なお、当時の柔道は柔術の影響が極めて大きく、現在のそれとは大きく異なるものである)。この試合の後、三島通庸警視総監が講道館柔道を警視庁の必修科として採用した為、全国に広まっていったという(なお該当の試合については日時、場所、対戦相手、勝敗結果について明白な史料はなく、山下義韶の回想記(雑誌『キング』1929年(昭和4年)10月号)では明治19年(1886年)2月に講道館四天王の西郷四郎(小説「姿三四郎」のモデル)が好地円太郎に山嵐で勝ったという他、明治18年5月、明治19年(1886年)6月、10月説などもあり、西郷四郎の相手も昭島太郎であったという説もある。)。
現在では、日本の警察署にて青少年の健全育成のために小中学生対象に柔剣道教室を開催している他、中学高校の体育の武道の授業にも取り入れられている。
日本では学校教育において1898年に旧制中学校の課外授業に柔術が導入された際、柔道も、必修の正課になった。連合国軍最高司令官総司令部により学校で柔道の教授が禁止された以降武道は禁止されたが、昭和25年(1950年)に文部省の新制中学校の選択教材に柔道が選ばれた。昭和28年(1958年)の中学学習指導要領で、相撲、剣道、柔道などの武道が格技という名称で正課授業が行われた。平成元年(1989年)の新学習指導要領で格技から武道に名称が戻された。殆どの学校が柔道場を有する。剣道や空手道と並び、日本で最も広く行われている武道の一つ。
国際的な競技としての普及
柔道の試合競技は1964年の東京オリンピックで、正式競技となる。女子種目も、1988年のソウルオリンピックで公開競技、1992年のバルセロナオリンピックでは正式種目に採用された。
現在は、世界中に普及し、国際柔道連盟の加盟国・地域も199カ国ある(2007.9)。日本以外では、欧州で人気が高く、特にフランスの登録競技人口は、日本の登録競技人口を大きく上回っている。2007年現在、国際柔道連盟の本部は韓国ソウルにある。
しかしながら、海外で行われている柔道は、日本の柔道とはやや趣の異なるものである。
日本では、柔道とは
* 上体を前に傾けずまっすぐ立つ
* 右手で相手の左衿、左手で相手の右袖、もしくはその逆にしっかり組み合う。
* 一本を取れる投技をかけて、一本を狙いに行く
* 投げが失敗した場合に、固め技を主体に寝技を行う
* 果敢に攻める
ものであるという考えが根強く、競技でもそのような戦い方が重視されるが、
海外の柔道では、
* 投げられにくいようやや前傾姿勢をとる。
* 組み方にこだわらず、帯や同じ側の胴着をつかむ。また、そこから投げる(それらのつかみ方で長時間持ち続けることは反則である)。
* 相手にもたれつつ(捨て身といわれる)足をつかんで転ばせる、飛びついて関節技を狙う、力任せであまり理に適っていない投げなど、投技に記載のない伝統的でない投げを使う(これはサンボやレスリングの戦法、テクニックの影響があるといわれている)。
* 一本が狙えないような投げで、一本ではなくそれ以外のポイントを狙う。
* 自分から倒れこみ、倒れてからひっくり返し、関節技・締め技も多用する寝技を行う(これはブラジリアン柔術の戦法・テクニックの影響もあるといわれている。また、自ら倒れ寝技を行う行為は、「引き込み」といい反則である)。
* ポイントで優位になったら不必要に攻めず、防御に徹する。
など、ルールを最大限に生かした、勝利優先の戦い方が重視される。極端な例では、攻める姿勢だけを見せて相手に指導が出るのを待つ(ルール上、「掛け逃げ」という反則である)というのものまである。
上記のような変化に対して、武道としての「柔道」ではなく、競技としての「JUDO」になりつつあるのではないかという意見があり、柔道本来の精神が忘れられていくのではないかと憂慮されている。
ちなみに、この「JUDO」の試合展開・テクニックは柔道のそれよりもサンボのそれに近い。
技術体系
講道館柔道の技は「投技」「固技」「当身技(あてみわざ)」の3種類に分類される。またこれと平行して、立ち技と寝技にも分類される。
練習形態は形と乱取りがあり、形と乱取りは車輪の両輪として練習されるべく制定されたが、講道館柔道においては乱取りによる稽古を創始当時から重視する。嘉納師範により、当身技は危険として乱取り・試合では「投げ」「固め」のみとした。そしてスポーツとしての柔道は安全性を獲得し、広く普及していく事となった。
固技は肘以外はあまり採用されず、乱取や試合では肘以外は反則である。立ち技の固技もほとんど行われていない。また、当初は寝技もあまり重視されておらず、草創期に関西の他流柔術家たちの寝技への対処に苦しめられた歴史がある。投技を重視する歴史的傾向から、寝技がどちらかというと軽視されてきたが、近年IJF ルールによりヨーロッパ選手を中心に返し技が積極的に取り入れられるにつれて寝技も復権する傾向がみられるようである。
当身技(あてみわざ)
当身技とは、突く、打つ、蹴るなどの技であり、試合や乱取りでは禁止されているが、形の中で用いられる。
起源
当身を重視した天神真楊流から、急所や活法が伝えられている。起倒流にも当身(中)の要訣の伝承があるが、講道館にどこまで伝えられたかは不明である。
用いる部位
手刀、正拳、裏拳、渦巻(豊隆部)、掌底、肘、膝、ショ頭部、踵、足刀。
急所
天倒、霞、鳥兎、獨鈷、人中、三日月、松風、村雨、秘中、タン中、水月、雁下、明星、月影、電、稲妻、臍下丹田、金的(釣鐘)、肘詰、伏兎、向骨。
形
精力善用国民体育の形に単独練習法がある。
当身技は形の中で教授されるが、現在では昇級・昇段審査においても行われる事が稀である為、柔道修行者でもその存在を知らない事も多く、また指導者も少ないのが現実である。
固技
固技(かためわざ)には関節技、絞技、抑込技がある。
基本的には寝技で用いることが多いが、立ち姿勢や膝を突いた姿勢でも用いられ、固技のすべてが寝技の範疇に入るわけではない。この両者は互いに重なり合う部分が大きいと言える。
分類 講道館柔道の固技は全部で29本あり、抑込技(おさえこみわざ)7本、絞技(しめわざ)12本、関節技(かんせつわざ)10本である。IJFルールでは一部異なる。
抑込技(7本)
相手の体を仰向けに抑える技。
* 肩固(かたがため)
* 袈裟固(けさがため)
* 崩袈裟固(くずれけさがため)
* 崩上四方固(くずれかみしほうかため)
* 上四方固(かみしほうかため)
* 縦四方固(たてしほうかため)
* 横四方固(よこしほうかため)
絞技(12本)
頚動脈か気管を絞める。
* 逆十字絞(ぎゃくじゅうじじめ)
* 裸絞(はだかじめ)
* 片羽絞(かたはじめ)
* 片十字絞(かたじゅうじじめ)
* 片手絞(かたてじめ)
* 並十字絞(なみじゅうじじめ)
* 送襟絞(おくりえりじめ)
* 両手絞(りょうてじめ)
* 袖車絞(そでぐるまじめ)
* 突込絞(つっこみじめ)
* 三角絞(さんかくじめ)
* 胴絞(どうじめ)※現在のルールでは反則である。
節技(10本)
関節を痛めさせる技。
* 腕挫脚固(うでひしぎあしがため)
* 腕挫腹固(うでひしぎはらがため)
* 腕挫膝固(うでひしぎひざがため)
* 腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)
* 腕挫三角固(うでひしぎさんかくがため)
* 腕挫手固(うでひしぎてがため)
* 腕挫腋固(うでひしぎわきがため)
* 腕挫腕固(うでひしぎうでがため)
* 腕緘(うでがらみ)
* 足緘(あしがらみ)※現在のルールでは反則である。
上記以外の技
* 後袈裟固(うしろけさがため)IJFルール
* 浮固(うきがため)IJFルール。ただし、明治時代の技とは異なる。
* 枕袈裟固 俗称(崩袈裟固に含める)
* 首挫 削除。明治時代に存在した。
* 小手挫 明治時代に存在し、削除されたが、講道館護身術に再採用された。
* 足挫 削除。明治時代に存在した。
* 足詰 削除。明治時代に存在した。
投技
投技とは相手の背中を着けるように投げることである。また、関節を極めながら投げると反則ではないが投技とはみなされない。詳しくは投技を参照。
段級位制
柔道では、段級位制を採用している。これは、数字の大きい級位から始まり、上達につれて数字の小さな級位となり、初段の上はまた数字の大きな段位になってゆくものである。
段位制は囲碁、将棋において古くから行われていたが、それを最初に武道に導入したのは、嘉納治五郎の講道館柔道である。その後、大日本武徳会が、警視庁で導入されていた級位制を段位制と組み合わせて段級位制とし、柔道・剣道・弓道に導入した。
初段が黒帯というのは広く知られており、クロオビは英語圏でも通用する単語となっている。元々、柔道の帯は洗濯しないのが基本であり、稽古の年月を重ねるうちに黒くなっていく事から、黒帯が強さの象徴となったのであり、茶帯が白から黒に至る中途に設定されているのはこの残存形式であるとも言われる。
昇級・昇段のためには全国の各団体が講道館の認可を受けて行う昇級試験・昇段試験を受験する必要がある。級においては試験は受験者同士の試合形式で行われ、結果が優秀であった場合は飛び級も認められる。初段以上では、試験は試合・柔道形の演武・筆記試験の3点の総合成績で判定を行うのが基本であるが、実施母体により異なる場合もある。(注下記)初段の試験に合格した時点で正式に講道館への入門を認められ、会員証が発行されると共に黒帯の着用が認められる。
成年部(原則13歳以上)の場合の帯と段級位の関係は以下のようになっている(四級以下については、道場によって違いもある)。
* 四級以下:白帯
* 三級から一級:茶帯
* 初段から五段:黒帯
* 六段から八段:紅白帯
* 九段から十段:紅(赤)帯
※六段以上は黒帯でも構わない。
少年部(原則13歳未満)の場合の帯と級位の関係は以下のようになっている。
* 初心者:白帯
* 五級:黄帯
* 四級:橙帯
* 三級:緑帯
* 二級:紫帯
* 一級:茶帯
※女子部は国内ルールでは1/5幅の白線入りだが、国際ルールでは男女とも同じものを用いる。
※国際ルールを用いる国内の大会では、女子は白線入り帯を締める事になっている。
一般に最高段位は十段と思われがちだが、柔道の創始者である嘉納治五郎も『柔道概要』の中で「初段より昇段して十段に至り、なお進ましむるに足る実力ある者は十一段十二段と進ましむること際限あるなし」と述べている通り実際には上限は決められておらず、それ以上の昇段も可能になっている(ただし前例はない)。また、段位は柔道の「強さ」のみで決まるものではなく、それぞれの段位に進む為の修業年限が規定されている。その為、オリンピック二連覇の谷亮子選手でも、段位は四段である。
なお、2006年現在までの講道館十段所有者は、山下義韶、磯貝一、永岡秀一、三船久蔵、飯塚国三郎、佐村嘉一郎、田畑昇太郎、岡野好太郎、正力松太郎、中野正三、栗原民雄、小谷澄之、醍醐敏郎、安部一郎、大沢慶己(昇段年順)の15人のみとなっている。また国際柔道連盟での十段所有者は、アントン・ヘーシンク(オランダ)とチャールズ・パーマー(イギリス)の2人となっている。
女子の場合はこれまで十段を許された例が無く、最高段位は九段の福田敬子ただ1人(2006年1月に昇段[1])で、それに続く八段所有者も二星温子と梅津勝子となっている。
柔道競技
柔道は形、乱取りも重要であり、柔道競技は武道柔道の一部であるが、現代ではこれがあたかも全てであるかの様に重きを置かれている。柔道競技はオリンピック競技であり、かつ正式種目となった東京五輪から毎回メダルをとっているので、国民の関心も他の競技と比較しても高い。
体重別階級
詳細は柔道競技 (夏季オリンピック)#実施階級を参照
現在8つの階級に分かれているが、主催者や競技者の年齢によって異なることがある。
男子
60 kg 以下 60〜66 kg 66〜73 kg 73〜81 kg 81〜90 kg 90〜100 kg 100 kg 超 無差別級
女子
48 kg 以下 48〜52 kg 52〜57 kg 57〜63 kg 63〜70 kg 70〜78 kg 78 kg 超 無差別級
無差別級は世界柔道選手権大会にはあるが、オリンピックの種目ではない。また日本で一番格式のある全日本柔道選手権大会は無差別級で行われる。
大会
詳細は柔道の大会を参照
* 近代オリンピック
* 世界柔道選手権大会
* 全日本柔道選手権大会
* 全日本選抜柔道体重別選手権大会
* 嘉納治五郎杯東京国際柔道大会
* 都道府県対抗全日本女子柔道大会(2006年をもって終了)
* 福岡国際女子柔道選手権大会
* 国民体育大会
* 全国高等学校柔道選手権大会
* 金鷲旗全国高等学校柔道大会
* 全国青年大会
国際大会の敗者復活トーナメント戦
また、オリンピックや世界柔道選手権大会では、敗者復活トーナメントも行われる。これは予選トーナメントで敗れた選手の中から、ベスト4の選手と直接対決した選手が出場できる。そして復活トーナメントを勝ち上がった選手と準決勝で負けた選手が銅メダルを争うことになる。このため銅メダルが必ず2つ出る。国際オリンピック委員会は他の競技との兼ね合いから1つにするように通達しているが、国際柔道連盟はこれを拒否している。
一方で国内の大会である、全日本柔道選手権大会や全日本選抜柔道体重別選手権大会では行われていない。
柔道競技のルール
日本において、現在の試合ルールは講道館柔道試合審判規定(以降、講)と国際柔道連盟試合審判規定(以降、国)がある。
試合場
試合場内は、9.1m×9.1m(5間)(講1条)、もしくは8m×8mから10m×10m四方(国1条)の畳の上。(「試合場」は、講14.55m(8間)、国14??016m四方の場外を含めた場所をいう)試合は、試合場内で行われ、場外でかけた技は無効となる。場外に出たとは、立ち姿勢で片足でも、捨身では半身以上、寝技では両者の体全部が出た時をいう。ただし、技が継続していている場合はこれにあたらない(講5条、国9条)。
試合の技
講道館規定67種類、国際規定66種類の「投技」と29種類(講道館、国際共)の「固技」を使って、相手を制する事を競う。当て身技は使えない。
審判員
審判員は主審1名、副審2名の3名が原則であるが、主審1、副審1、もしくは審判員1でも可能である(講17条、国5条は主審1、副審2の構成しか認めていない)。また、審判に抗議する事はできない(講16条)。
試合
試合は立ち姿勢から始まる(講10条)。一本勝負であり(講9条)、「一本」の場合残り時間にかかわらずその時点で試合は終了する。2度の「技あり」、「技あり」と相手の反則「警告」(講)(3度の「指導」(国))を合わせた「総合勝ち」の場合も「一本」と同等に扱う。
試合時間内に両者とも「一本」に至らない場合には、それまでの技の優劣の差で「優勢勝ち」を決する。規定時間終了時に両者の技に優劣の差がない場合には、ゴールデンスコア方式として、試合を延長し一方が有効な技を決めるか相手に反則が宣告された時点で試合終了となる(ただし講、国ともに、ゴールデンスコア方式で行うとは明記されていない)。それでもなお時間切れになった場合は主審および副審の「判定」により「優勢勝ち」が告げられる。大会の規定によっては引き分けとする場合もある。
試合時間
3分から20分の間で予め定められる(講12)。国際規定では、シニア5分、ジュニア4分と決められている。「待て」から「始め」、「そのまま」から「よし」までの時間はこれに含まれない(講12条、国11条)。また、試合終了の合図と共にかけられた技は有効とし、「抑え込み」の宣告があれば、それが終了するまで時間を延長する(講14条、国14条)。規定時間終了時に両者の技に優劣の差がない場合には、試合を同じ時間延長する(ゴールデンスコア方式)。
技の判定
有効な技は、「一本」、「技あり」、「有効」、「効果」の4つの判定で評価される。「一本」に準ずる技の判定が「技あり」、「技あり」に準ずる技の判定が「有効」、「有効」に準ずる技の判定が「効果」である。ただし講道館規定では「効果」の判定はない。「技あり」2つで「一本」となるが、「有効」「効果」は何回とっても上位の「技あり」「有効」に及ばない。
投技
* 一本:相手を制しながら、「背を大きく畳につくように」相当な「強さ」と「速さ」をもって投げた時「一本」となる。
* 技あり:相手を制しながら投げ、「一本」の要件「背を大きく畳につく」「強さ」「速さ」のどれか一つが部分的に欠けた場合、技ありとなる。
* 有効:相手を制しながら投げ、「一本」の要件「背を大きく畳につく」「強さ」「速さ」のどれか二つが部分的に欠けた場合、有効となる。
* 効果:相手を制しながら、相手の片方の肩、尻、大腿部が畳につくように、「強さ」「速さ」をもって投げた場合、効果となる(国のみ)。
固技
固技の勝ち方には次の3つがある(講37条、38条、39条)。(注:固技は抑込技、絞技、関節技の総称である)
1つ目は、抑込技で、国際審判規定では相手の背、両肩または片方の肩を畳につくように制し、相手の脚によって自分の身体、脚が挟まれていない場合で、25秒経過すると「一本」になる(講道館規定では30秒)。同様に一定時間の抑込で以下のように技が判定される。
* 一本:25秒間(講:30秒間)抑え込んだ場合。
* 技あり:20秒以上25秒未満(講:25秒以上30秒未満)、抑え込んだ場合。
* 有効:15秒以上20秒未満(講:20秒以上25秒未満)、抑え込んだ場合。
* 効果:10秒以上15秒未満、抑え込んだ場合(国のみ)。
2つ目は、固め技で、相手が「参った」と発声するか、その合図(相手の体もしくは畳を審判に分かるように2〜3回叩く)をすれば「一本」勝ちになる。
3つ目は、絞技と関節技で、技の効果が十分に現れた時である。
* 3つ目の条件には、脱臼、骨折、「落ちる」等がこれにあたる。
* 大会参加選手の程度によって、関節技や絞め技が完全に極まっていれば、安全の為、選手が「参った」をしなくても「一本」になる事がある。これを「見込み一本」という。これを採用するかどうかはその大会の前に決められる。
* 中学生以下は安全のため関節技・三角絞め禁止(講・少年規定による)。
* 小学生以下は安全のため絞め技・関節技禁止(同上)。
得点表示
得点表示の例(青(赤)が一本、白が技あり1回、有効1回の場合)
(国)
青(B) 1 0 0 0
I W Y K
白(W) 1 1 0
(講)
赤 1 0 0
I W Y
白 1 1
試合場やテレビ中継での得点表示は、有効な技の回数が、左から、一本(I)、技あり(W)、有効(Y)、効果(K)(国の場合)の順に表示される。上記の例の場合、一見1000点満点や100点満点のようにも見えるが、希な例として有効や効果の回数が2桁になる場合があるので、これを「1000点」「110点」とは読まない。
変遷
* 明治33年(1900年)、講道館柔道乱捕試合審判規定。
* 大正13年(1924年)、引き込みを禁止。
* 昭和4年(1929年)、御大礼記念天覧武道大会柔道乱捕試合規定、審判員三人、姿勢・態度・技術等の基準による「優勢勝ち」制定。
* 昭和26年(1951年)、講道館柔道試合審判規定制定。
* 昭和30年(1955年)、講道館柔道試合審判規定改正、技有り後の「抑え込み」25秒で合わせ技一本等。
* 昭和36年(1961年)、IJF体重別制。4階級。
* 昭和42年(1967年)、IJF試合審判規定が制定・IJF体重6階級。
* 昭和51年(1976年)、オリンピックモントリオール大会柔道競技にて「効果」が採用。
* 昭和52年(1977年)、IJF体重別制、8階級制。
* 昭和57年(1982年)、講道館試合審判規定・少年規定。
* 平成10年(1997年)、IJF総会でカラー柔道衣導入可決。
外部リンク
* 柔道史年表
柔道の派閥や派生してできた武道、格闘技
東海大学・天理大学・日本体育大学等をオピニオンリーダーとする全日本学生柔道連盟(学柔連)と講道館の対立は政界をも巻き込み、1883年あたりから長く続いた。完全統一がなったのはニュージャパン柔道協会が講道館大阪支部となった1995年といわれている。学士インテリ対町道場主&骨接ぎとも揶揄された。学柔連側には山下泰裕ら主力選手が多くいたので無視できないものであった。
国際柔道連盟もすぐに合流したものの当初は講道館や全日本柔道連盟は不参加で欧州で設立された。
講道館が認めるものとは異なるルール(主に寝技)で競技を行う高専柔道や、前田光世から受け継がれたブラジリアン柔術の各派がある。また、柔道から派生した武道として日本拳法がある。日本拳法は、柔道家の澤山宗海が柔道では廃れてゆく当身技の練習体系を確立する為に創始した。他には総合格闘技団体J-DOがある。また、柔道経験者である東孝が作った空道も投げや寝技の中に柔道の影響が強く見られる。
柔道と空手道の道衣
柔道は当初柔術の稽古衣を着て稽古していたが、袖と裾の長い現在の柔道衣を作成し稽古するようになった。1922年、嘉納治五郎がプロデュースし、船越義珍に講道館で演武、指導した時に義珍が着用していたのが柔道衣である。動作も稽古内容も柔道とは違う為、柔道衣に徐々に改良がなされ、空手道に今のような空手道衣が誕生した。このように一般には別々と思われている柔道と空手道ではあるが、道衣において共通点が存在しているのである(詳細は空手道#空手衣)。
ブラジルでの異種格闘技戦
1951年、国際柔道協会(プロ柔道)の木村政彦七段、山口利夫六段、加藤幸夫五段の日本柔道使節がブラジルに招かれる。この時、グレイシー柔術と異種格闘技戦を行っている。
9月6日に加藤幸夫がリオデジャネイロ市でエリオ・グレイシーと対戦。試合は10分3ラウンドのポイント制無し柔術デスマッチルールで行われ引き分けに終わる。9月23日に二人は再戦し8分目で加藤が絞め落とされエリオの一本勝ちに終わった。 10月23日に木村政彦とエリオ・グレイシーが対戦。木村が2R開始3分目で腕を腕緘に取りエリオは意識がなくなっていた為、兄のカルロスがストップを申し出し木村の勝利に終わった。
脚注
1. ^ JOCウェブサイトより。ただし、講道館、全柔連のウェブサイトには記載がない。
参考文献
1. 小俣幸嗣、尾形敬史、松井勲著、竹内善徳監修『詳解 柔道のルールと審判法』大修館書店 ISBN 4-469-26423-7
関連項目
ウィクショナリー
柔道家・技・用語
* 柔道家一覧
* 柔道の日本人オリンピックメダリスト一覧
* 柔道整復術
* 柔道整復師
* 受身 (格闘技)
柔道を扱った作品
* 姿三四郎(富田常雄)
* 北の海(井上靖)
* 帯をギュッとね!(河合克敏)
* YAWARA!(浦沢直樹)
* JIGORO!(浦沢直樹)
* 柔道部物語(小林まこと)
* 1・2の三四郎(小林まこと)
* 花マル伝(いわしげ孝)
* 新・花マル伝(いわしげ孝)
* 大樹の道(かざま鋭二)
* 新・コータローまかりとおる! 柔道編(蛭田達也)
* いでじゅう!(モリタイシ)
* ああ一郎(こせきこうじ)
* プリンセスARMY(北川みゆき)
* ひかる!チャチャチャ!!(みのもけんじ)
* サラブレッドと呼ばないで(長谷川尚代原作、藤野耕平画)
* 武心 BUSHIN(万乗大智)
* 柔道賛歌(梶原一騎原作、貝塚ひろし画)
* 柔道一直線(梶原一騎原作、永島慎二・斎藤ゆずる画)
* おれが大将(大島やすいち)
* そばっかす!(きくち正太)
外部リンク
公式
* IJF - 国際柔道連盟 (英語)
* JUA - アジア柔道連盟 (英語)
* AJJF - 全日本柔道連盟 (日本語)
その他
* 講道館
* 柔道の技(講道館)
* 背負い投げの変遷
* 嘉納治五郎 - 古式の形:こしきのかた
* 寝技柔道聞きかじり(柔道の寝技の解説)
●卓球フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用させていただきました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%93%E7%90%83
卓球(たっきゅう)は、スポーツの一つである。競技者は卓球台を挟んで向かい合い、セルロイド製のボール1個を相手コートにむかって打ち合って得点を競う。競技は、シングルス、ダブルス、団体の3つに分けられる。
競技人口の多さは世界有数であり、メジャースポーツの一つといえる。
このスポーツは動体視力と反射能力、高い瞬発力や持久力が必要であり、技術面・フィジカル面ともに総合的な実力が要求される。ただ、初・中級レベルだと身体能力よりも技術面の比重が上回り、「身体能力・体力が無くても勝てる」という側面や印象があることも否めない。しかしながら、上級レベルの卓球はスポーツの中でも比較的身体能力を要求される競技であり、非常に体力を必要とする。
卓球の起源
卓球の起源はイギリスと言われ、貴族の遊びがスポーツに発展したものと考えられている。 テーブルテニスと言われるように、卓球の元はテニスである。テニスが雨でできなくなったため、屋内でできないかと考えられた。そして、卓球が誕生したのである(しかし、そもそもテニスの元となったポームは屋内競技であった)。
ルール
卓球台の上面は長さ2.74m、幅1.525mの長方形で、地面より76cmの高さに水平に位置する。台の長辺に垂直に張られたネットによって、台は2つのコートに等分される。ネットは台から15.25cmの高さに釣られ、台の両端に取り付けられたサポートによって支えられる。ボールは直径40mm、重さ2.7gのセルロイドまたは同質のプラスチック製で、色は白またはオレンジでなければならない。ラケットについてはラケットまたは、後述「用具」を参照。
1試合は、各ゲーム11点先取の7ゲーム制(4ゲーム先取)、5ゲーム制(3ゲーム先取)、または3ゲーム制(2ゲーム先取)で行われる。ただし、 10対10になったときはデュース(厳密には10対10はテンオールと呼び、11対11以降をデュース)と呼ばれ、先に2点差を付けた方が勝ちとなる。フルゲームになった際は、どちらかの選手(組)が5ポイントになった時点でエンドチェンジが行われる。 2001年以前は1ゲーム21点先取の3ゲームまたは2ゲーム先取であった。
サービスは2本交代、ただしデュースのときは1本交代になる。サーバーはラケットを持っていない手(フリーハンド)の手のひらからほぼ垂直に 16cm以上投げ上げ(台の下から投げてはいけない)、落ちて来るところをラケットによってエンドライン(台の後方)から打球し、まず自分のコートにバウンドさせ、次にネットの上部を越えるか迂回したのち相手のコートにバウンドさせなくてはならない。サービスがネットに接触して相手のコートに落ちた場合は、「レット(let)」といい、やり直しになる。それ以外の場合は、サーブミスになり、相手の得点になる。また、サーブをするときには、ボールを選手の体やユニフォームで相手選手から隠してはならない。
サーブされるか返球されるかして自分のコートに返球されたボールは直接、またはネットに接触した後に、相手のコートに落ちるように返球しなければならない。これが出来なかった場合、相手の得点になる。ボールを自分のコートで2バウンドさせたり、ボールを自分の体に当てたりラケットに2度続けて当てたりしてはならない。ラケットを持つ手の手首よりも先(指など)にボールが当たったり、ラバーに当たらずに相手のコートに入った場合はポイントにならない。相手が打ったボールが自分の台にバウンドする前に、台上にあるか、または台の方向に向かって飛んでいるボールを、直接ラケットや体に当ててはならない(台上でのボレーは禁止。 ボレーをすると相手の得点になる)。
ダブルスの場合、サービスはサーバー側コートの右半面からレシーバー側コートの右半面へと、交差するようにバウンドさせなければならない。ダブルスは、ペアは交互に打ち、サーブ権が相手に移動するとサーブをしていなかった選手がレシーブをすることになる。
団体戦は場合により様々な方式が取られている。現在(2007年)の世界卓球選手権などでは、双方のチームが3人の選手でシングルスにより最大5回対戦し、先に3勝した側が勝ちとなる方式が採用されている。北京オリンピックの団体戦では、3人の選手で4シングルス、1ダブルスを戦う方式が採用される予定となっている。
歴史
現在の卓球はもともと19世紀後半にイギリスで生まれ、その後発展してきた。もともとテニス選手が、雨でテニスが出来ず退屈だったので室内のテーブルの上でテニスのまねごとをしたのが始まりといわれている。はじめの頃は長い柄のついたバドミントンのようなラケットとコルクの球を使用し、ラケットには革や紙やすりなどを張っていた。その後、ラケットは現在のように短くなり、ラバーもゴム製のものになったが、長い間1枚ラバーしかなく、攻撃してもそれほど強い打球が打てなかったために、守りに徹した方が有利であった。1点とるのに、2時間以上もかかったという逸話が残っている。
この状況が変わるのは、第二次世界大戦後、日本において従来の1枚ラバーを裏返しにしてはる裏ラバーが使われ、後に世界中に広まることになってからである。裏ラバーは1枚ラバーよりもボールとの接触面積が広いためにより回転をかけやすく、回転をかけて攻撃することが可能になった。さらにその後、軍事用に用いられていた独立気泡スポンジが卓球の用具として使われるようになると、ラバーの反発力が飛躍的に向上し、強い打球が打てるようになった。また、裏ラバーとスポンジを貼りあわせた裏ソフトラバーや、一枚ラバーとスポンジを貼りあわせた表ソフトラバーが開発された。1950年代、日本は新しい用具を用いて世界選手権において各種目を総なめにした。
しかし1959年に国際卓球連盟は用具の制限に乗り出し、スポンジのみの使用は禁止され、その他のラバーについても厚みが4mmまでに制限された。2000年から、ボールの直径は38mmから40mmになった。これによってボールの空気抵抗が増し、従来よりもラリーが続くようになった。しかしその一方で回転がかけにくくなり、またラバーが回転の影響を受けにくくなったために、カット型や前陣速攻型のような戦型はより戦うのが難しくなっている。現在ではドライブ主戦型が主流である。
ユニフォーム
卓球のユニフォームは、上がTシャツ、下はハーフパンツ・スカートが基本である。打球したボールが見えにくくなるなどのデザインがされているものは国内の公式試合では使用不可で、使用が認められるのは日本卓球協会の公認品のみである。
また、個人がデザインしたユニフォームでも日本卓球協会が公認していれば使用可能である。2007年1月に行われた全日本卓球選手権では、東京キングコングの四元奈生美選手がワンショルダーとミニスカートという斬新なユニフォームで試合に出場し、注目を集めた。
用具
卓球に使用するラケットは、主に木材から作られた板とゴム製のラバーとから構成される。板の部分のみをラケットまたはブレードと呼ぶことも多い。両者とも様々な種類、特徴を持った製品が存在し、選手はそれらの中から自分に合う用具を選択することができる。この2つには、メーカー名と、世界卓球連盟の承認、日本卓球協会の承認の表示(JTTAA)が義務づけられている。また、ラバーには専用のクリーナーがある。ユニフォームにも、日本卓球協会の承認の表示が義務づけられている。シューズは、体育館シューズとして作られたものなら何を履いてもよい。
ラケットの種類
シェークハンド
手で銃の真似をするように握るタイプのラケット。両面にラバーを貼って使用する。
現在、多くの選手がシェークハンドであり、握り方の主流であるといえる。それはペンホルダーよりもバックハンド攻撃、特にバックハンドドライブがしやすいからだろう。反面、ミドルに来たボールに対して比較的処理しにくいと言う欠点もある。シェークハンドの中にも、種類があり、ブレードから曲線になって広がっているグリップをフレア、真直ぐになっているものをストレート、直線で広がっているものをコニック、銃のような形になっているものをテナリーと言う。
ペンホルダー
ペンを持つように握るタイプのラケット(通称)。日本式ペンホルダーと中国式ペンホルダーに大別できる。通常、片面のみにラバーを貼り、その面だけで打球するが、両面にラバーを貼って試合中やラリー中に反転して打球したり(反転式)、弱点とされるバックハンドの技術を補うため裏面打法をする選手が多くなってきている(現在のルールでは、裏面にラバーを貼っていなくても表面と違う色のラバーまたはシートを張らなければならない)。シェークハンドに比べ、手首を利かせた台上での操作性に優れ、ミドルに来たボールを比較的打ち易いと言う特徴がある。また、ラケット角度等を微調整しやすいが、その半面で、少しでも感覚がはずれるとミスにつながりやすいといった難しい面がある。日本式では、吸い付くような独特の打球感と弾みから桧単板が人気だが、国内の質の良い桧が減少し、高品質の桧単板が少なくなってきている。それに伴い、桧単板ペンホルダーは価格の高騰化も進んでいる。桧単板で有名なメーカーは、DARKERなど。
日本式ペンホルダー
グリップ部に主にコルクが使用されている。主に片面のみにラバーを貼る。ブレードの形状から角型、楕円型、丸型などに分けられる。日本、韓国などに使用選手が多い。いわゆる反転式のラケットはこの日本式ペンホルダーのうち、反転しても持ちやすいように設計しているものを指すことが多い。
中国式ペンホルダー
シェークハンドの柄を短くしたような形状をしている。ラバーを両面に貼る選手が多い。最近では王皓、馬琳などの中国選手が裏面打法を取り入れたペン両ハンドドライブ型を完成させ、世界トップレベルで実績を残している。
ハンドソウ
拳銃を握るように持つタイプのラケット。曲がるドライブが打ちやすいといわれるが、使用している選手は非常に稀である。グリップの特性上、サービスに変化をつけるのが難しい。フォア面あるいはバック面を異質にする選手はさらに少ない。
伝統的には、ヨーロッパ出身の選手はほとんどがシェークハンドを使用し、一方アジアではペンホルダーが主流であったが、1980年代頃からはアジア各国においてもシェークを使用する選手の割合が増加し、ペンと同等かそれ以上になってきている。
ラケットの素材
ラケットは主に木材を原料としており、一枚の板からなると単板と、複数枚の板を貼り合わせて作られる合板とに区別できる。一定の割合以下なら木以外の材料を使用することが認められており、炭素繊維、ベクトランファイバー(アリレート)、ケブラー、ガラス繊維、チタン、ザイロンなどの特殊素材を使用したラケットも使われている。
カーボンファイバーとアリレートを合わせたアリレートカーボンや、ケブラーとカーボンファイバーを合わせたケブラーカーボンと言う物もある
ボール
ボールはセルロイドまたは同質のプラスチック製のメンコと呼ばれる円形素材から4ヶ月かけて作られる。直径は38mm・40mm・44mm、重さは 2.7gである。色は白と橙色とがあり、基本的にどちらを使用しても良い。周囲環境(照明、床、背景)、ユニフォームの色、卓球台の色によって見づらい場合はどちらかを選ぶことができる大会もある。完全な球形を作ることは技術上難しいため、どの程度球に近いかでグレード付けされている。最も高いものは3スターと呼ばれ、最低ランクの無印まで4段階に分けられる。グレード分けは、ボールを坂路に転がしたときのずれの大きさで決まる。完全な球ならば坂路をまっすぐ下り、ゆがみが大きいほどずれが大きくなる。通常、大会では3スターが使われる。
ラバー
卓球のラバーとは、ゴム製のシートとスポンジを貼り合わせたもの(但し一枚ラバーはシートのみ)。この部分にボールを当てて打球する。シートの片面は平らで、もう一方の面には粒、あるいはイボと呼ばれる円柱状の突起が密に並んでいる。
ラバーの色は明るい赤と黒のみが認められている。ラバーを貼った面の反対側の面には異なる色のラバーを貼るか、異なる色に着色しなければならない。これは、性質は異なるが色は同じ2枚のラバーをそれぞれの面に貼った場合に、相手選手が見分けられなくなるためである。厚さについては、ラバーシートの厚さは2mmまで、ラバーシートとスポンジの合計の厚さは4mmまで、と定められている。一般的にラバーは厚ければ厚いほど強い球が打てるが、コントロールは難しくなる。その他、粒の形状に関して規定が詳細に定められている。
ラバーの種類
裏ソフトラバー
シートの平らな面を外向きにしてスポンジと貼り合わせたラバー。ボールとの接触面積が大きくなるため、ボールに回転をかけやすい。現在最もよく使われている。特性により以下のように更に分類できる(以下の分類の中間的な性質のラバーも多数存在する)。
高弾性・高摩擦系
反発力が高いためスピードが出やすく、シートの摩擦力が高いため回転をかけやすい。伸びのあるドライブを打つのに適している。もっともシェアの高いラバーである。日本のメーカーの得意分野。特に、バタフライ(タマス)のスレイバーやヤサカのマークV等は40年以上もの歴史を持つ。
テンション系
特殊技術によりゴムが常に伸びたような状態になっており、より高い弾性を利用して強力なボールが打てるラバー。ハイテンションラバーは柔らかいものが多く、そのため、方向のコントロールはしやすいが、距離のコントロールが難しいので、初心者には使いづらい。ハイテンション型、エネルギー内蔵型などメーカーによって様々な呼び名がある。まだ登場してからの歴史は浅いが、攻撃型のトップ選手の間では愛用者が多い。さらに、ノングルー化になってからは注目を集めている。初代ハイテンションラバーはバタフライのブライスである。ドイツ、日本のメーカーの得意分野。
粘着系
シート表面に粘着性があり、ボールに強い回転をかけるのに適したラバー。しかし、粘着の強いものでは、ボールがラバーに触れる時間が長くなるため、相手の回転の影響を受けやすい。カット主戦型や中国系の選手がよく使用している。スポンジが硬いものが多いため、同じ厚さの他種のラバーと比べると重量が重めのことが多い。ボールを付けても落ちないほど粘着力が強くなることもある。中国のメーカーの得意分野。
コントロール系
柔らかいスポンジとシートを用い、ボールコントロールがしやすいように設計されたラバー。回転、スピード共にそれほど出ないが扱いやすく、安価で長寿命な事が多いため、初心者などを含め技術を身につける際に使用されることもある。競技段階に行くと、威力不足の感があり使用している人は少ない。
表ソフトラバー
シートの粒の面を外向きにしてスポンジと貼り合わせたラバー。ボールとの接触面積が小さいため球離れが早くなり、裏ソフトより相手の打ったボールの回転の影響を受けにくいとされる。前陣速攻型の選手が用いる場合が多い。粒が縦に並んでいる縦目のものと、横に並んでいる横目のものがある。特性により回転系・スピード系・変化系に分類される。
回転系表ソフト
粒の形状が台形で、大きめ。表ソフトの中でも回転がかかりやすいが、スピード系のように球離れが速くなく、また、ナックルなどの変化球も出しにくい。主に、スマッシュを主戦としながら、ドライブを織り交ぜるタイプの選手が多く使用している。
スピード系表ソフト
粒の形状が台形+円柱型で、粒は回転系より小さいものがほとんど。表ソフトの中ではもっとも球離れが速く、ナックル系の球も出しやすいが、回転系のように強い回転をかけるのは困難。主に、ドライブはつなぎで使い、スマッシュを主戦とするタイプの選手が多く使用している。
変化形表ソフト
粒は円柱型。ナックルなどの変化が出やすい設計になっている。
粒高ラバー
スポンジのついている粒高ソフトラバーと、ついていない粒高一枚ラバーの総称。表ソフトラバーよりも粒がさらに高く、細いのが特徴。表ソフト以上に自分で回転を与えるのは難しいが、相手の回転の影響も受けにくい。それ故、相手の回転をそのまま残して返球することも可能であるという特性もある。打ったときにその粒がボールを弾くため、普通に打球すると打った動作と反対向きの弱い回転がかかる場合が多い。とは言え、実際は相手の打球の質にも左右されるため、扱う側も予測しなかった回転や変化がでることもある。主にカット型や前陣攻守型の選手が変化を付けるために用いるが、反転型のラケットに貼って使用する場合もある。イボ高とも呼ばれるが、イボという語感を避け、粒高ラバーと称されることが多い。
一枚ラバー
表ソフトラバーからスポンジを除いたもの。第二次世界大戦以前はこのラバーしかなかった。あまり弾まず回転をかけにくいラバーだが、安定した打球を打てるという利点はある。現在このラバーを用いる選手は非常に少ない。
アンチラバー
見た目は普通の裏ソフトだが、摩擦が極端に少なく、回転がかかりにくい。主にカットマンが打球に変化をつける為に使用していたが、ルール改正により両面同色ラバー使用が禁止されてからは使用者が激減した。コントロール性を高めるため、やわらかいスポンジが使われている。
サイドテープ
ラケットが卓球台にあたったときにラケットが破損しないためにつける。ラケットのみを覆うように貼る人もいればスポンジまで覆うように貼る人もいる。一般的に幅は6mm・8mm・10mm・12mmがある。金属製のサイドテープもあり、ラケットの重量、重心を調節することが出来る。
スピードグルー
ラバーとラケットを接着するための接着剤の一つ。一般の接着剤よりも有機溶剤を多く含んでおり、ラバーに塗るとスポンジの中で揮発して小さな気泡ができるため、スポンジが膨張する。この状態でラバーをラケットに貼ると、スポンジの膨張分だけシート面が横に引っ張られるため、常にゴムに負荷(テンション)がかかった状態となる。反発力と摩擦力が高くなり、打球音も高くなる。強く張った弦を弾くと高音で振動するのに似た原理と考えられる。スポンジが柔らかくなるため、シートが少し硬くなっても全体としては柔らかくなる。これを一般に"グルー効果"といい、テンション系ラバーは、この状態を模擬して作られている。主に攻撃型の選手に広く普及している。ただし、常にゴムに負荷がかかっているため、一般の接着剤を使用した時よりもラバーの劣化が速い。有機溶剤が人体に有害であるという理由から、有機溶剤を含む接着剤(スピードグルーに限らず、一般の接着剤も含む)の使用は日本国内においては2007年9月1日以降禁止された(国際大会では2008年9月1日より禁止となる)。また、小学生の大会では、2007年4月1日より使用が禁止されている。そのため、卓球用品メーカーは水溶性グルーやグルー効果のある補助剤(接着力は無い)を続々と発表している。
かつてのスピードグルーは、トルエンが含まれているものも多く、シンナー遊びと同様の卓球以外の不適切な用途に使用され、社会問題化した歴史がある。
打法
ドライブ
ボールに強い前進回転を与える打法。多くの戦型の選手に幅広く用いられる。
スピードドライブ
スピード重視で水平に近い軌道のドライブをいう。回転はあまりかかっていない。トッププレーヤーになるとスマッシュ並みの速い打球になる。
ループドライブ,スピンドライブ
回転のよくかかったやや山なりの軌道のドライブをいう(ティモ・ボルがループドライブの代名詞)。広義ではループドライブと言う場合が多いが、ネット上ギリギリの高さの軌道のドライブをスピンドライブ、それよりも高い軌道のドライブをループドライブとして区別することがある。スピードドライブと併用して用いることが多い。
カーブドライブ,シュートドライブ
ボールに横回転を与えるドライブをいう。右利きの選手が打った場合、左回転のドライブをカーブドライブ、右回転のドライブをシュートドライブと言う。カーブドライブは(打球者からみて)利腕と反対側へ、シュートドライブは利腕側へ曲がる。右あるいは左へ軌道が変化するため、練習を積まないと返球するのは難しい。上級者の選手がよく用いる。
パワードライブ
スピードドライブとスピンドライブの特徴を兼ね備えている。スマッシュ並みのスピードと威力に加えて強烈な回転がかかっている特性から、習得するには相当の練習量が必要である。初心者や中級者、身体能力的に男子に劣る女子中高生のプレーヤーが用いることは少ない。男子では高校生以上のクラスで、女子ではトッププレーヤーがよく用いる。
カウンタードライブ
相手のドライブに対して打つドライブをいう。ドライブを返球するため、習得するには相当の練習量が必要である。また、返球する打球を判別する能力も要求される。上級者の選手がよく用いる。
スマッシュ
ボールを弾くように、フラットに叩き付ける打法。決定打として打つ選手が多い。ドライブより小さいスイングで速いボールを打つことができる。弾道が直線的になるため、ハイリスク・ハイリターンの打法である。世界のトップ選手の中には初速が時速280km以上のスマッシュを打つ人もいる。習得難易度が低く、ドライブのようなパワーを要求しないため、女子の初級レベルの選手にとっては唯一の決め技として用いられる。
カット
ボールに後退回転を与える打法。上級レベルになると、下回転のほかにも、斜め下回転、横回転も織り交ぜる選手もいる。一般的には、カット型の選手が使う中・後陣での大きいスイングでの打法を言う。
ツッツキ
台上での小さなカットはツッツキと呼ばれる。レシーブなどで使われる。ミスするリスクが少ないが、相手の3球目攻撃を受ける確率が高い。しかし、技術次第では横回転を入れたり、長短の変化をつけたりすることでミスを誘うこともできる。シドニーオリンピックで孔令輝の強烈に切れたツッツキにワルドナーがドライブでネットミスを4連発したのは有名である。
ミート打ち
主に表ソフトラバーの選手が使う攻撃方法で、回転がかかったボールをスマッシュのように強くはじいてレシーブする打法。決定打になることが多い。ほぼ無回転
ストップ
主に相手の短い下回転系のボールに対し、相手コートに2バウンド以上するように小さく返す打法。低いストップに対しては物理的にドライブが打てないため、防御技術として有効。しかし浮いてしまうとチャンスボールとなってしまうことが多い。上級者のレシーブに多い。
プッシュ
押し出すように打つ打法で、主にペンホルダーのバック側の攻撃に使う。シェークハンドのバックハンドに比べて威力を出しにくいが、やり方によっては同等以上に打ち合うこともできる。
バックハンドスマッシュ(ペンホルダー)
ペンホルダー型のバックで、右足が前になりフリーハンドを引き、肘を軸に体重を乗せ相手コートに強打する打法。難しい技術の一つだが、会得すればその効果は大きい。
フリック
相手のショートサービスまたは台上の球に対して、台上で前進回転を与えて払うように返球する打法のこと。リスクは高いが、レシーブで直接得点を狙うこともできる。技術が向上すれば台上強打ともいえる代物になる。
ブロック
相手のスマッシュやドライブに対して、前〜中陣でバウンドの上昇期 - 頂点で当てるように返球する守備技術。裏ソフトでブロックする場合、ラケット角度を的確に調整する必要がある。回転をかけて変化させてミスを誘ったり、相手が打ってきた球を全てブロックし、つなぎ球を狙い撃ちするという戦術を取っている選手もいる。
ロビング
ボールを高く打ち上げて時間を稼ぎ返球する打法。相手のミスを誘うものだが、相手の強打を受けやすい。しかし、打球が高い分、バウンド時に回転の影響を受けやすいので、長谷川信彦のように、強烈な回転をかけて打つことで、相手にとって打ちにくい球となる。
フィッシュ
中 - 後陣でロビングよりも低い弾道で(一般的にはネットの高さよりやや高めの高さ)相手のボールを返す技術。ブロックの打球点より遅く、フィッシュの打球点は頂点を過ぎたものとされている。いわゆる相手の攻撃をしのぐ為のつなぎ球だが、ロビングに比べて打ちにくい。
相手の攻撃をフィッシュでしのいで、相手が攻めあぐねたところで一気に反撃をするといった戦法も用いられる。
チキータ
場合によりチキータ・レシーブなどという場合もある。
P.コルベル(チェコ)が発案した打法で、バックハンドの横回転系のフリックのことを言う。基本的にシェークハンドの選手が使用するが、ペンでも裏面打法を使えば可能である。
サービス(サーブ)の種類
フォアサービス
自分の利き腕に対してフォア側からラケットのフォア面を使って出すサービスのこと。シェークハンドでは、コントロールをよくする、より強い回転を欠けるために手首の可動範囲をひろげる、戻りを早くすることなどを目的として、選手によってグリップが違うことが多いが、似たような戦術を使う選手同士では似たグリップであることも多い。
バックサービス
台の中央付近に立って、ラケットのバック面を使って出すサービスのこと。早く戻れるため、前陣主戦方やカットマンがこのサービスを使うことが多い。
投げ上げサービス(ハイトスサービス)
サーブのトスをする際に、ボールを2メートル以上投げ上げて出すサーブのこと。慣れないと落ちてくる球の軌道が打球ポイントからずれてミスをすることが多いが、その分回転やスピードが増す。世界には、7〜8メートルものトスを上げる選手もいる。
しゃがみ込みサービス
サーブを出す際に、膝を曲げてしゃがみ込みながら出すサーブのこと。大阪市にある王子卓球センターで出来た王子サーブなどがこれにあたる。非常に強い回転をかけることが可能だが、下半身が弱いと戻りが遅くなってしまい、逆に自分の首をしめることもある。
YG(ヤングジェネレーション)サービス
フォアサービスの一種であるが、通常とはラケットの動きが逆で、体の内側から外側にスイングして回転をかける。W・シュラガーを始め、T・ボル、水谷隼といった選手も多く使う。
戦型
シェーク
ドライブ主戦型
両面に裏ソフトラバーを貼り、フォアとバックの両ハンドからのドライブを主戦武器とする。ヨーロッパをはじめとして世界各国で一般的な戦型であり、現代卓球の主流といえる(こういった背景には、スピードグルーの存在がある)。中国の王励勤や日本の岸川聖也など、多数の選手がこの戦型である。
前陣速攻型
台から離れずに攻める戦型。ラケットのバック側には表ソフトを貼るのが普通。最近では、ドライブ型も好んで台から離れることはないため、それほど差はなくなってきている。素早く相手の球を打ち返せる反面、高い動体視力と反射神経が要求される。一般的に女子に多い。シンガポールのリ・ジャウエイ、日本の藤沼亜衣など。
カット主戦型
基本的には中 - 後陣からのカットによって相手のミスを誘って点をとる。ラケットを振り下ろし、バックスピンをかける打球が下から浮き上がるような軌道を描く点や、希少な戦型である点から、野球のアンダースローの投手のような存在だといわれることがある。レベルがあがると、直線的で回転の変化がついた攻撃的なカットや、横回転を混ぜたカットを使う選手、さらにレベルが上がると、カット打ちをし続けた結果、攻撃側が肩を痛めたり、攻撃側の選手のラバーが裂けたりするような強烈に切れたカットを使う選手も出てくる。世界のトップレベルでは、それに加えて、守備力と共に攻撃選手並みの攻撃力を兼ね備えた選手が多い。この戦型は卓球におけるほぼ全ての打法を習得しなければいけない。そのうえ、後ろに下がれば下がるほど横に動く距離が多くなるため、瞬発力と体力も必要になってくる。また、現在では非常に攻撃的なカット主戦型もいる。日本ではカットマンという呼び方が定着しているがこれは和製英語で、英語圏では chopper と呼ぶ。韓国の朱世赫や日本の松下浩二が有名。
前陣攻守型
台から離れずショートに対しての相手のミスで点を取る戦型。一般的にラケットのバック側に粒高ラバーを貼り、それによる変化ボールやコースの緩急で相手のミスを誘う。たいていフォア側には裏ソフトラバーや表ソフトラバーを貼り、フォアに来たボールはスマッシュする。女子選手に多い。日本の福岡春菜が有名。
ペン
ドライブ主戦型
主にフォアハンドドライブによって攻める。回り込みや飛びつきなど、フットワークを活かしたダイナミックなプレーをする選手が多い。構造上シェークハンドドライブ型ほど強いバックハンドドライブを打つのは難しいといわれるが、それを十二分に補えるだけの得点力のある快速プッシュや、バックハンドスマッシュを得意とする選手もいる。しかし、基本的にペンホルダーの弱点はバックである。それ故、回り込んだところに逆コースを突かれて守勢に回ってしまうことも多い。しかし、最近は中国を中心に、裏面打法によって強力なバックハンドドライブ(いわゆる裏面ドライブ)を打つ選手もいる。韓国の柳承敏、中国の王皓や馬琳、日本の吉田海偉が有名。
表ソフト速攻型
表ソフトラバーを用いてできるだけ短い手数で攻撃につなげ、積極的に攻める戦型。主にスマッシュを決定打として用いる。ドライブ主戦型と同じく裏面打法でバックハンドドライブを打つ選手もいる。日本の田崎俊雄、中国の劉国梁(現中国ナショナルチームコーチ)などが有名。
異質ショート型
主に反転式や中国式のペンホルダーラケットを用いて、両面にラバーを貼り、このうち片面には粒高ラバーを貼るタイプを指す。裏ソフト+粒高、表ソフト+粒高の組み合わせが一般的。試合中は台の近くでプレーし、粒高ラバーによる変化で相手のタイミングを崩し、相手に隙が出来たら攻撃するのに加え、ラケットを反転し異なった球質の打球を出して相手のミスを誘うなど、守備的な戦型である。ラバーの基準変更やルールの変遷の中で、粒高ラバーの威力が昔より減少していることもあり、この戦型を採用しているトッププレーヤーは非常に少ない。女子では中国の陳晴や元中国代表でルクセンブルクの倪夏蓮が有名。
卓球の盛んな国々
* 中国:世界最大の卓球大国。とくに女子は圧倒的に中国の選手が強い。選手層が厚く、行き場の無くなった強豪が数多く海外に流出し、結果的に世界中に帰化選手を送り込んでいる。
* 香港:国としては中国の一部だが、卓球の国際試合には地域として参加する。当然ながら中国と似たプレースタイルの選手が多い。代表選手のほとんどが中国の帰化選手。
* 台湾:中国ほどの強さはないが、ランク上位に顔を出すことがある。
* 韓国:フットワークを生かしたダイナミックなプレーをする選手が多い。ソウル五輪・アテネオリンピックでは男子単の金メダルを獲得。
* 北朝鮮:男子は韓国の選手に似ており、女子は粒高や表ソフトを使った異質選手が多い。2002年のアジア競技大会の決勝で中国を破ったり、アテネでキム・ヒャンミ選手が中国系選手を倒し、銀メダルを獲得する等、実は中国の最大のライバルかもしれない。
* 日本:1950年代〜1970年代には、日本は世界のトップクラスであった。以後は停滞が続いている。女子が世界選手権団体で3大会連続銅メダルを獲得、男子は2005年世界ジュニア選手権団体戦で優勝、2008年世界選手権で銅メダル獲得するなど、復調の兆しもある。
* ドイツ:卓球のプロリーグ(ブンデスリーガ)があり、男子では世界中から有力な選手が集まっている。
* スウェーデン:1980年代後半から1990年代にかけて、スウェーデンは男子の卓球の頂点を占めていた。最近は若手が育ってきていないため、かつての強さはない。
* その他ヨーロッパの様々な国においても、卓球は盛んである。
* 一般的にアジアとヨーロッパで盛んだが、前述したように中国の帰化選手が世界各地に散っているため、中国人の代表選手が多い国もある。
主要な国際大会
* 世界卓球選手権 毎年、個人戦と団体戦を交互に行っている
* 夏季オリンピック 1988年ソウルオリンピックから正式種目に。
* ITTFプロツアー 各地で行われる大会。基本的にランキングを上げる(もしくは維持する)目的での参加が多い
主な卓球リーグ
* 日本卓球リーグ
* ヨーロッパチャンピオンズリーグ
* ドイツ・ブンデスリーガ
* オーストリア・ブンデスリーガ
* スーパーリーグ
o オーストリア、クロアチア、ハンガリー、チェコ、スロバキア、スロベニアのトップクラブが参加するリーグ
* スウェーデンリーグ
* フランスリーグ
* 中国超級リーグ
有名選手
* ヤン=オベ・ワルドナー
* 孔令輝
* 劉国梁
* 王励勤
* 馬琳
* 劉国正
* 王皓
* 張怡寧
* 王楠
* ヴェルナー・シュラガー
* ティモ・ボル
* ブラディミル・サムソノフ
* カリニコス・クレアンガ
* ゾラン・プリモラッツ
* ヨルゲン・パーソン
* ジャン=フィリップ・ガシアン
* ジャン=ミッシェル・セイブ
* ピーター・コルベル
* 劉南奎
* 柳承敏
* 金擇洙
* 朱世赫
* 楊玉華
* 蒋澎龍
* 荘智淵
* 金擇洙
* 郭躍
* 郭炎
* 馬龍
世界チャンピオン(日本人)
* 伊藤繁雄
* 江口冨士枝
* 小野誠治
* 荻村伊智朗
* 長谷川信彦
* 松崎キミ代
* 山中教子
* 河野満
* 田中利明
* 深津尚子
日本選手
男子
* 斉藤清
* 松下浩二
* 渋谷浩
* 偉関晴光
* 吉田海偉
* 韓陽
* 遊澤亮
* 坂本竜介
* 岸川聖也
* 水谷隼
* 松平健太
* 時吉佑一
* 森薗政崇
女子
* 星野美香
* 小山ちれ
* 福原愛
* 福岡春菜
* 梅村礼
* 藤沼亜衣
* 平野早矢香
* 金沢咲希
* 四元奈生美
* 石川佳純
ラージボール
ラージボール卓球(別名新卓球)は、一般的な卓球(硬式卓球)で使われているボール(直径40mm)よりも大きなボールを使って行われる卓球競技である。硬式卓球との主な違いは
* 使用するボールが大きく(直径44mm)て軽い
* ラバーには表ソフトラバーのみ使用可、但し粒高ラバーは不可
* ネットの高さが2cm高い
* ラバーは、赤・黒以外の色の物も使用が許可されている。
* サービスのトスの高さ(硬式では16cm)の規定がない。
などである。
日本卓球協会が卓球の普及を目的として考案、ルール・用具規格等を1988年に制定した。ボールが大きく空気抵抗の影響が増大するため、ボールの速度、回転量が従来の卓球よりも減り、ラリーが続きやすくなるなどの特徴がある。 日本では高齢者でも手軽にできる生涯スポーツとして主に中高年に人気があり、多くの大会が開催されている。
軟式(日本式)卓球
日本初の卓球統轄機関として大日本卓球協会が創立された1921年(大正10年)頃は日本独自の軟式(日本式)卓球にて競技が行われていた。硬式卓球との主な違いは
* 使用するボールの直径は36.9mm以上38.9mm以下
* ボールの重さは2g以上2.13g以下
* ネットの高さが2cm高い17.25cm
などである。
ラージボール卓球の普及や硬式卓球のルール変更に伴い日本独自の軟式(日本式)卓球は2001年(平成13年)度を最期に幕を閉じた。
娯楽・文化としての卓球
卓球は、他のスポーツと比べ、ゲームをプレイする条件(ルールの理解、スキル、場所・道具・プレイヤーの確保)を満たすことが容易なため、老若男女問わず親しみやすく、観戦スポーツとしてではなく、実践スポーツとして広く日本人に愛されている。しかし卓球部員はいわゆるジョックではなくナードとして扱われる(これは明らかに偏見であるが、タモリの根暗発言が原因でこのような状況が出来てしまったとの意見がある)ことが一般的であるが、ヨーロッパでは、このような偏見は無い。
2002年に映画『ピンポン』(窪塚洋介主演)が上映されて以降、にわかなブームが若者の間にも広まった。今日、素人卓球のメッカ、渋谷卓球倶楽部では、中学、高校時代は卓球とは無縁であったような若者たちも卓球を楽しむようになった。週末の夜ともなれば、10台以上ある卓球台は完全に埋まり、軒並み待ち時間が30分を超えるほどの盛況振りである。
関連項目
* 卓球関連会社
o 株式会社タマス(「Butterfly(バタフライ)」ブランドの卓球用品)
o 日本卓球株式会社(「Nittaku(ニッタク)」ブランドの卓球用品)
o ヤマト卓球株式会社(「TSP」ブランドの卓球用品)
o 株式会社ヤサカ
o キラースピン(「Killerspin(キラースピン)」ブランドの卓球用品)
o 有限会社コクタク卓球商会
o 卓球王国
* 卓球組織
o 国際卓球連盟(ITTF)
o 関東学生卓球連盟
* プレイ関連項目
o ドライブ主戦型
o カット主戦型
o 王子サーブ
o 裏面打法
* 関連大会
o 国民体育大会
o 全国健康福祉祭(ねんりんピック)
o 全国青年大会
o 全国スポーツ祭典
* 派生した作品
o ピンポン (漫画)
o ピンポン (映画)
o 燃えよ!ピンポン(映画)
o 球魂(漫画)
o 卓球Dash!!(漫画)
o P2! - let's Play Pingpong! -(漫画)
o 地上最速青春卓球少年ぷーやん(漫画)
o TABLE TENNIS (コンピュータゲーム)(コンピュータゲーム)
外部リンク
* 国際卓球連盟
* 財団法人日本卓球協会
* 日本卓球リーグ実業団連盟
* サイエンスチャンネル - サイト内の「THE MAKING」シリーズ(84)と(130)で、ラケットとボールの製作過程が紹介されている